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5.大函フェリー
26日は薄曇りで風もなく、零下3℃にしては寒さを感じない。フェリー・ターミナルへの連絡バスに乗る前に、函館駅で缶酒三個を買う。今日の行程は(多少無理をしない限り)乗り継ぎなどを利用した昼飯の時間がなく、バスか列車の中で、酒だけでも飲もうという魂胆だ。ツマミは持参している。 | |||||
フェリーは函館から大間を1時間40分で連絡し、料金は1270円だ。高速船ではなく距離も短いことからナッチャン・レラに較べると四分の一ぐらいの割安さだ。 | |||||
9時15分に館内放送が流れ、搭乗が開始される。船首から船腹に入り、狭い鉄製の階段を登って船室へ向かう。ナッチャン・レラがエスカレーター(や多分エレベーターも)備えていたのとは大違いで、車椅子での利用は最初から度外視しているのだろう。
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左上:大間崎。背後に弁天島の灯台。遙か彼方にうっすらと渡島半島。右上:蛇浦付近。 左下:桑畑付近。右下:下風呂温泉。 | |||||
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バスは北へ向かい、大間の集落に入る。小さな村なのですぐ抜け間もなく「大間崎」の標識が駐車場と簡易レストエリアを備えたような所に立っている。辺りに人影はないが、夏などになればそこそこ賑わうのだろう。渡島半島が彼方に霞んで見える。 | |||||
大畑駅で高校生が大勢乗車し、ほぼ満員になる。乗降はあったがこの満員状態はむつバス・ターミナルまで続き、ここから先、下北駅まで行ったのは私を含めて三人だけだった。根田内からの運賃は1,990円。二千円を料金箱に入れ、10円は下北交通にカンパする。
青森の居酒屋に関しても、旅立つ前にあらかじめ調査した。学生時代からの知人で、青森市在住のジャーナリストHさんに、メールで問い合わせたところ、丁寧な返信で ――
メールに気付かずにいて、慌てました。 結論から言いますと 居酒屋には詳しくないのでお役に立てそうにありません。
―― と始まりながらも、周囲の同僚に尋ねて数軒を短評着きで紹介してくれた。この住所を「goo 地図」で探し、市街平面図に書き写したのだ。 | |||||
店にはいると、先客は誰もいない。八席ほどのカウンターがあり、奥の方には座敷もあるらしい。落ち着いて居酒屋としては品のよい店だ。 |